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 [東京 25日 ロイター] 日立建機<6305.T>は25日、2011年4―9月の連結営業利益が前年同期比66.7%増の204億円になったと発表した。中国での油圧ショベル販売の減少や円高の影響があったものの、他地域での販売増がカバー。原価低減やコスト削減も寄与した。 

 12年3月期の連結営業利益予想は前年比56.6%増の650億円で据え置いた。トムソン・ロイター・エスティメーツによると、アナリスト11人が過去90日間に出した予測の平均値551億円を17.9%上回っている。 

 第3・四半期以降の想定為替レートは1ドル=77円(前回見通しは80円)、1ユーロ=105円(同110円)に修正した。 

 今年度の油圧ショベルの世界需要見通しについては前回見通しから1万6000台下方修正し、前年並みの22万9000台とした。日本やアジアなどで需要が拡大しているものの、政府の金融引き締めで中国需要が減少している。 

 中国の油圧ショベル需要(中国国産メーカーを除く)は、前回見通しの前年比3%減から同20%減へと見通しを大きく引き下げた。同日、徳重博史執行役専務は決算会見で、中国油圧ショベル需要の回復時期について「来年2─3月には回復基調に乗ってくる」としつつ、確実に前年水準を上回っていくのは「4─6月のいずれかになるだろう」と述べた。

  (ロイターニュース 杉山健太郎)

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 [東京 25日 ロイター] 花王<4452.T>は25日、2011年4―9月期の連結売上高が6148億円(同2.3%増)、営業利益が575億円(前年同期比0.6%減)で増収微減益になったと発表した。増収効果に加え、コスト削減を進めたものの、天然油脂や石化原料を中心とした原料価格の上昇をカバーしきれなかった。

 営業利益の通期予想に対する進ちょく率は53.2%。前年同期の通期実績に対する割合は55.3%だった。

 通期の業績見通しは据え置いた。下期の見通しについて、尾崎元規社長は会見で「上期に比べて国内の市場環境は好転するだろう」との見通しを示しながらも、欧米の金融システム不安や中国の成長鈍化などを懸念材料として挙げた。

 タイの洪水で同社の工場などに直接の影響は出ていないものの「小売りの流通センターが影響を受けており、サプライチェーン関係で、売り上げ減が当然出てくると思う。影響額は、もう少し経過を見ていきたい」と述べた。 

 4―9月期の売上高は、為替の影響を除くと実質3.8%増だった。国内化粧品市場は引き続き縮小したが、欧米での新製品が好調に推移したほか、健康機能飲料や入浴剤などのヒューマンヘルスケア事業などは伸長。ケミカル事業も、原料価格の上昇に伴う値上げにより、海外での売り上げが好調に推移したという。

 原材料価格は230億円の上昇。ケミカル事業での価格改定の効果を差し引いたネットのマイナス影響は30億円だったという。足元で原材料価格はやや落ち着いた動きになっているものの「高値で安定している状況。依然として不安定だ」とした。 

 2012年3月期の連結売上高見通しは1兆2350億円(前年比4.1増)、営業利益は1080億円(同3.3%増)で据え置いた。トムソン・ロイター・エスティメーツによると、アナリスト8人が過去90日間に出した営業利益予測の平均値1094億円と会社側予想は同水準になっている。

 配当予想は前期と同水準の年間58円を予定している。1)成長のための投資、2)安定的な配当、3)借入金返済・自社株買いをフリーキャッシュフローの優先順位として示し「通期の見通しがたったところで、(増配も)十分に検討課題になってくる」とし、増配に意欲を示した。

 M&Aについては尾崎社長は、「あくまでも補完的なもので、規模を追求するものではない。価値を持ったブランド、販売ルート、技術を手に入れることを基本にしており、現状では、欧米のビューティーケアが中心になる」との考え方をあらためて示した。米家庭用洗剤メーカー「クロロックス社」買収への関心を問われが、「個別の企業についてはコメントを控える」と述べるにとどめた。 

 海外連結子会社と決算期を統一するために、決算期を3月から12月に変更する。将来適用が検討されている国際財務報告基準(IFRS)への対応も想定している。このため、来期は、2012年4月1日から12月31日の9カ月決算となる。 

   (ロイターニュース 清水 律子;編集 田中 志保)

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